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music.lyric
Microphones.

不思議なものねこんな近くで
触れられなくなるだなんて嘘みたいで

後ろめたいと気がかりで
やがてこの目には映らなくなって
消えない、消せない、思い出だけが残って

そこにあなたが居たから何となく
『ただいま』って言っていたあの頃
もう二度と言えなくなるって思うと
ちょっと切なくなって

日暮れの空は赤く染まって
つつがなく時代の終わりを告げる
時を知らすベルが鳴り響いて
私を迎えるように優しく包みこんだ
さあ、うちへ帰ろう

泥まみれになって歩いた
躓きもした畦道
『どこへ行けばいいの?』だなんて
不甲斐なくなってくじけそうになっても
迷わないでいれたのは
あなたがずっとここで
待っていてくれたからだなって思うんだ

でもねずっとわたしはあなたの
痛い所に気付かないふりしてた
そのくせ自分の悲しい時は
暖かいあなたの胸かりてね
今なら分かち合えそうで
今さらなんてずるいよね
虚しく響くこの声は
今あなたに届いていますか?

「さようなら」の一言だけじゃ
きっと味気ないからね
どうか最後に言わせてよ
「ありがとう」って

今あなたは何を思って
この穏やかな日々に幕を下すの?
聞こえる気がした 『おかえり』って
わたしを繋いだ帰り道は一つだった

日暮れの空は赤く染まって
つつがなく時代の終わりを告げる
時を知らすベルが鳴り響いて
私を迎えるように優しく包みこんだ
さあ、うちへ帰ろう

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